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- スマイルサポーターとは?
昨今、地域においては、育児不安や児童虐待、障害、家庭内暴力(DV)、失業、生活困窮等、子育て家庭における厳しい福祉課題が広がっています。こうした福祉課題に対して、保育園・認定こども園を基盤とする、地域の総合生活相談が求められているところです。
「保育園・認定こども園における地域貢献事業(スマイルサポーター事業)」は、一人ひとりの子どもが、すこやかに成長することができる地域社会の実現に寄与するため、本事業は、
保育園・認定こども園に「地域貢献支援員(スマイルサポーター)」を配置し、主として地域の子育て家庭への育児その他生活困難についての相談を行い、関係機関と連携し、課題解決に向けて、必要な支援を行うことを目的とします。
スマイルサポーターは、保育園・認定こども園等に在籍する保育士等であって、実務経験5年以上の方が、養成講座を修了することにより、大阪府知事の認定を受けています。
主として生活困窮等さまざまな課題を抱える人々に対し、次のようなワンストップの総合生活相談を行います。
平成29年5月現在、スマイルサポーター配置施設は、保育部会全会員施設の約86%にあたる568か園、認定者の延べ人数は1,953名にのぼります。
- ※1 平成21年度は、育児相談員認定者がスマイルサポーター養成研修(当時は1日の追加研修のみ)を受講したことにより、受講者数(認定者数)が増大しています。
- ※2 平成24年度は、育児相談員養成研修とスマイルサポーター養成研修を同一カリキュラムにし、第1期研修・第2期研修として実施し、両研修の受講希望者を受け入れたため、受講者数(認定者数)が増大しています。
- 園内から
- ● 自分の子どもを虐待しているかもしれない・・・
- ● 同居している祖母の介護について困っている・・・
- ● 子育てに対して不安。近くに相談相手がいない・・・
- ● 生計が困難でどうすればよいかわからない・・・
- ●配偶者が重度の認知症で困っています。
制度や福祉サービスについて教えてほしいのですが・・・
- 園外から
- ●(地域住民より)近所の子どもが虐待されているかもしれない。どこに相談すればよいかわからない・・・
- ●(地域の子育てサークルの参加者より)育児についての専門的な相談を受けたのですが・・・
- ●(老人福祉施設より)利用者のお孫さんの障がいについて相談を受けたのですが・・・
- ●(地区福祉委員会より)地域で子育てサロンを開催したいが、注意するべき点やアドバイスはありますか?
地域住民組織
- * 地区福祉委員会
- * 校区福祉委員会
- * 民生委員・児童委員
- * 主任児童委員
- * ボランティア団体など
社会福祉施設
- * 老人福祉施設(特養・CSWなど)
- * 児童福祉施設(児童養護施設など)
- * 障がい者福祉施設(授産施設など)
関係機関・団体
- * 病院・診療所
- * 福祉事務所
- * NPO法人
- * 学校
- * 保健所・保健センター
- * 子ども家庭センター
- * 市町村(行政)
- * 社会福祉協議会
昭和57年
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- 府内の女性1万人を対象とした「育児に関する女性の意識調査」実施
- 「 保育所機能をさらに充実していくとすれば?」との質問に対し、「希望する時期に入所できるようにする」「障がい児保育を積極的にする」「子育ての悩みや相談に応じてほしい」との回答が寄せられた。
昭和59年
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- 調査結果を受け、「でんわ育児相談」事業開始(大阪府社会福祉協議会事務局の一室を利用)
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当時の電話番号は「06-764-1152(なろうよ、いいこに)」(※)。毎週月曜日(10時~ 16時)、カウンセリング研修を受講した相談員8人が2人ずつ交代で対応した。
(※) 現在は利用できません。
平成元年
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- 「でんわ育児相談」終了
平成2年
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- 「でんわ育児相談事業」の経験を活かして、子育て支援アドバイザー「育児相談員」として相談事業へ展開
「でんわ育児相談事業」の経験を活かし、各園での子育て支援アドバイザー「育児相談員」の相談事業へ発展。
「育児相談員養成研修」がスタート。
- 「でんわ育児相談事業」の経験を活かして、子育て支援アドバイザー「育児相談員」として相談事業へ展開
平成3年
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- 育児相談員養成研修・初級研修 開始
平成4年
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- 育児相談員養成研修・現任研修 開始
平成7年
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- 育児相談養成研修・初任者研修 開始
平成10年
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- 「育児相談員」が大阪府より認定を受ける
平成11年
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- 育児相談員認定証の交付スタート
平成19年
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- スマイルサポーター養成研修の開始
- 会員施設を対象とした調査の中で、「育児相談で『保育・子育て以外』の課題がありましたか?」との質問に対し、過半数(52%)が「ある」と回答。
その内容は、経済的課題、障がい、高齢(介護)など、家庭における課題が多数挙げられた。
これらの結果を受け、「課題解決の一端を保育園が担えるのではないか?」との観点から、セーフティネットとして機能する保育園の可能性(気軽に訪問できる、府内約500 ヶ所(当時)で場所も周知されている、開所時間が長い等)の理由により既存の「育児相談員」の養成研修課程に、さまざまな制度、社会資源の知識などを習得する研修を追加。より幅広い相談業務への対応力をつけることに。
平成21年
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- スマイルサポーター認定証の交付スタート
スマイルサポーター看板(保育園版)設置開始
- スマイルサポーター認定証の交付スタート
平成24年
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- 育児相談員養成研修とスマイルサポーター養成研修のカリキュラムを再編。第1期研修、第2期研修として一本化
平成28年
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- スマイルサポーター看板(認定こども園版)設置開始